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脱毛症の治療から21世紀波動医学へ
Vol.74 2008.5.12
(第三章)子供の脱毛症の考え方
15.不登校の女子中学生(続き)
実はこの娘には手紙を出したのです。

「このことは書かないからね」って約束したけれど、家に帰ったらどうしても書かずにいられなくなってしまいました。この文章(前段の文章)を皆さんに読んで貰って不登校の辛さを知ってもらったほうがいいと思いますがどうでしょう。
あなたの気持ちが完全に吹っ切れて、「どうぞ、そうしてください」って返事がくるのを待ってます。
この手紙、***に行く時にはお守りとして持って行くといいですよ。 何かの時には守ってくれるし、最善の方法を教えてくれるはずです。   永野剛造」

この一カ月、彼女は何を考えていたのでしょう?今日手紙が来たので抜粋してみましょう。

「一人で考えて、悩んで、本当は家を出るのをやめようとまで考えたんですが、ようやく決心がつきました。この判断が、もしかしたら間違っているかも知れないけれど、今の私にはやっぱり一人になるのが大事なのかもと思っています。----お父さんを恨むだけでなく、私はどうだったのかと。誰にも父への恨みを伝えることがなかったら(注、先生に言わなかったらということ)、もしかしたら私は、自分がツライ原因を全て父のせいにしていたかも知れないです。今までは父の姿を見るだけでもすごい嫌悪感を抱くまでになっていたのに、今はそれほど感じることも少なくなりました。私にだって悪いところはいくらだってある。私は自分のためにやらなきゃいけない、考えていかなければいけないことがある、と、***に行く時の事を考えるようになりました。
----中略----
その文章を読むことで誰かに何かをほんの少しでもわかってもらえるのだとしたらうれしいです。」

私はこの手紙を本当にうれしく読みました。
何も付け加える必要もないと思いますが、自分なりの解釈をしてみます。
この一カ月で彼女は本当の自分を見つめられるようになった、つまり自分の物指しを持ったのだと思います。自分が何のために家を出て***に行くのかということを考えたようです。「ただ父親から離れたい」という感情から、「自分自身のために家を出る」という前向きの姿勢に転換したことがはっきりわかります。それと同時に自分自身の悪い点を父親に投影していたのが自分自身への反省に切り替わっています。自分自身を反省できるようになれば、プラス思考の流れに乗れますから彼女は大丈夫でしょう。
人間は必ず大きな不幸を経験するものです。彼女が「人より先に不幸を経験できてよかった」と報告してくれる日が必ず来ると信じています。
3月10日は私の誕生日です。誕生日にこんなうれしい文章をかけるなんて夢のようです。こんなプラスの循環はどんな「お宝(物)」より貴重な贈り物です。彼女は私の手紙を「お守り」にすると言ってくれたので、私も彼女の手紙を「お守り」にして自分のできる”精一杯”の事をやっていこうと思います。
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